探し者。

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さて。どうやら虎(シヴェル)は早川とは行かなかったようだな…。 …俺、何も出来ないんすけどwww はっきり視えないし、声も聞こえないし、視えないから読唇術つかえないし、そもそも動物相手に読唇術つかっても意味ないし、さらに言うと読唇術も俺自身使えないわけで。 ………。 駄目じゃん俺www まぁいいや。 普通に過ごすしかないな。 視界にぼやけた何かが映りこむのは気になるが。 順「探し者か…。…てか探すも何も手がかり少なすぎるだろうw明日早川に聞くしかないな。」 ………。 俺は徐に視界に映るぼやけた空間に手を伸ばした。 シヴェルは…。避けた。 触れるか触れないか位のところでぼやけた空間が少し移動した。 順「あっ。避けやがったな?別に良いじゃんかよ。触れてみようとしたって。」 文句を言ってみるもののシヴェルの声は聞こえないんだったww いや、不便不便。シヴェルもそう思っているだろう。 俺はあまり困らないが。 ただ…視界に入るのと…こいつが常に(?)居るわけだから一人で…ね。出来ないって言う。 俺もお年頃ですからwww そんな事を思っていると1階から母親に呼ばれた。 母『順覇~!ご飯出来たよ!』 順「はいよー!!」 いい加減な返事をしながらふと思った。 そいやコイツ(シヴェル)は飯どうするのだろうと。 聞こえないのだが一応聞いてみる。 順「お前、飯は?」 目を凝らして視る。 シヴェルは首を横に振っているようだった。 順「そうか。じゃぁ俺飯食いに行くわ。」 と言い部屋を出る。
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