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「……はっ!?」
バッと身を起こして時計を見てみる。
「ふぅ…圭ちゃんたちとの待ち合わせの時間まで全然時間あるし…ちょっと今日は早く起きちゃったかな。」
あの夢…すごい幸せだった。
私が圭ちゃんと…デー…
「ちょ、ちょちょちょ…!!ったく、朝からなんて夢をみたんだあたしは…。顔、洗ってこよ…」
ありえるわけがない…私みたいな女の子が……圭ちゃんとデートだなんて…
私は見てのとおり…って見えないか。
男勝りな性格をしてるし、おしゃれには疎い。
だから…そんな……いくら私が圭ちゃんのことを想っても…
「って!なんでこんなこと考えないといけないのよ!!!」
彼がこっちに引っ越してきてから、あたしはずっと彼の魅力にひきつけられていた。
たまに頼りないところがあるけれど…いつも笑顔でいてくれる…。
それだけで私の力になっていた。
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