20/22
前へ
/224ページ
次へ
「本気です!!」 なんの躊躇いもなく返って来た言葉に圧倒され、あはは…と変な愛想笑いが出た。 ダイは真顔でこっちを見たまま。 こんなに真っ直ぐに告白されるのって、学生時代に戻ったようで変な感覚。 不覚にもドキドキと胸を鳴らす私は、久しぶりに淡いトキメキを取り戻したようで、まだ自分にもこんな感覚あったんだと再認識する。 いや、嬉しいのよ。 こんな三十路すぎの女を、好きだと言ってくれるなんて。 だけど………。
/224ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6786人が本棚に入れています
本棚に追加