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「何の用?」
『アハハ、勢いがいいね』
全く動じない堺。
遊び慣れてる彼は、女の逆鱗に触れるのなんてよくある事なのだろう。
『明日、土曜日だけど』
「だから?」
『メール読まなかった?』
「連絡してこないでって返信したでしょ?もう一通は読まずに消した」
電話の向こうからは、フッと呆れたように笑う堺の声。
ダイは私に脅えるように箸を置き、背筋を伸ばしてガチガチに固まっている。
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