15/22
前へ
/224ページ
次へ
「戻りましたー」 タイミングよくダイが帰って来て、私の心臓はまたリズムよく跳ね出した。 同僚達と和やかに話をしているダイを横目で見て、今に見てろと、何故か闘志を燃やす私。 終業時間になり次々と社員が帰る中、ダイは今日1日で溜まった仕事を整理していた。 「ダイ、今日ちょっと時間ある?」 「…えっ?あっ、は、はい!!」 低い声の私の問い掛けに、ダイはまっすぐに背筋を伸ばした。
/224ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6786人が本棚に入れています
本棚に追加