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「戻りましたー」
タイミングよくダイが帰って来て、私の心臓はまたリズムよく跳ね出した。
同僚達と和やかに話をしているダイを横目で見て、今に見てろと、何故か闘志を燃やす私。
終業時間になり次々と社員が帰る中、ダイは今日1日で溜まった仕事を整理していた。
「ダイ、今日ちょっと時間ある?」
「…えっ?あっ、は、はい!!」
低い声の私の問い掛けに、ダイはまっすぐに背筋を伸ばした。
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