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「おい、管理者」ラークが玄関から呼んだ。
「はい、何でしょう」
エルが、一歩前に出て言った。「散歩の途中で、見知らぬ男達に襲われたのですけど、一体何者なのでしょう?」
「――――」彼の顔が引きつった。「お客様、こちらへ」
エルがラークを見る。彼は頷いた。ついて行く、ということである。
連れて行かれたのは、小さな倉庫であった。
「ここなら盗聴器はありません」男は言った。「なので言います。契約とはいえ、これ以上、被害を増やしたくはない。今すぐ、この国から逃げてください」
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