見セ掛ケノ飴ト自己満足ノ鞭/己龍

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泣き濡らしても 泣き腫らしても それでもまだ泣ける位の恋物語だったのに 貴方が変えてしまった… 吐き尽くし吐き尽くして それでもまだ吐きたりぬ程に… 哀愁は腐臭をだいて 貴方が愛臭へと変えてしまった… 私の事を殺せたとしても自殺は出来ないでしょ? そんな中途半端な気持ちで「一生愛す」とか言わないで 私が逝った後性懲りもなく別の女を逝かせるの? 結局、最後まで貴方のその愛は自己満足の塊でしかないの? そんな人だとわかていながら愛していた 私の負けだって事も全部わかっていたのに… そこで「負けた」事実を感じてしまった事がもう 愛の存在を消した何よりも確かな事実… 飴は後回しで鞭だけを腐る程に叩きつけられた私の 尽くすだけの恋 ・
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