キャンプファイヤーとキャンプはいやーは紙一重

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弟「今日オレツッコんでしかない気がするわ……」 邪「二人一組ってのはつまりそういうことじゃない」 弟「普通の会話ならそんなの関係ないんだろうけどな……」 邪「アンタがそれでも構わないって言うなら別にそうしてもいいけど、多分なんの面白味もないわよそのシーン」 弟「それ言われると反論できねぇ……。間違いなくカット候補だわ、うん」 邪「というわけで今日も通常運行でいくわ!」 弟「……やけにイキイキしてんな、ねぇちゃん」 邪「そうかしら? ……まぁたしかにこんな大人数で、なんの気兼ねもなくキャンプするなんて初めてだしね。楽しみじゃないって言ったら嘘になるわね」 弟「……そっか。そりゃよかった」 邪「あら? なによアンタ。まぁたアタシのこと気にかけてたっていうの?」じとー 弟「え、いや、オレはそんな……」 邪「ねぇちゃんのこと大好きなのはよく分かったけど、ここまでくるとアンタの将来が心配だわ……」 弟「ち、違うっ! ……あ、いや、違わないけど、オレのはそういう好きじゃなくて」あわあわ 邪「あらあら、慌てちゃって。かわいい子ねホント。ぎゅーってしてあげよっか?」 弟「こ、断るっ!」カァァ 邪「あはは、真っ赤になったー! よちよちかわいいでちゅねー」 弟「ば、馬鹿にすんなぁっ!」
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