210人が本棚に入れています
本棚に追加
/670ページ
弟「今日オレツッコんでしかない気がするわ……」
邪「二人一組ってのはつまりそういうことじゃない」
弟「普通の会話ならそんなの関係ないんだろうけどな……」
邪「アンタがそれでも構わないって言うなら別にそうしてもいいけど、多分なんの面白味もないわよそのシーン」
弟「それ言われると反論できねぇ……。間違いなくカット候補だわ、うん」
邪「というわけで今日も通常運行でいくわ!」
弟「……やけにイキイキしてんな、ねぇちゃん」
邪「そうかしら? ……まぁたしかにこんな大人数で、なんの気兼ねもなくキャンプするなんて初めてだしね。楽しみじゃないって言ったら嘘になるわね」
弟「……そっか。そりゃよかった」
邪「あら? なによアンタ。まぁたアタシのこと気にかけてたっていうの?」じとー
弟「え、いや、オレはそんな……」
邪「ねぇちゃんのこと大好きなのはよく分かったけど、ここまでくるとアンタの将来が心配だわ……」
弟「ち、違うっ! ……あ、いや、違わないけど、オレのはそういう好きじゃなくて」あわあわ
邪「あらあら、慌てちゃって。かわいい子ねホント。ぎゅーってしてあげよっか?」
弟「こ、断るっ!」カァァ
邪「あはは、真っ赤になったー! よちよちかわいいでちゅねー」
弟「ば、馬鹿にすんなぁっ!」
最初のコメントを投稿しよう!