生きること

2/4
前へ
/4ページ
次へ
“叔父の突然の訃報” もうあれから8ヵ月か… 叔父はものすごく頼れる人だった。 それでいて優しく、本当に尊敬出来る人であった。 引っ越してくるとき、叔父と共に住めるというのですごく喜んだ。 だが、これが全ての始まりだったのかもしれない。 引っ越して1年くらい経った頃だろうか。 環境の変化のせいか、祖母がうつ病になってしまった。 それをきっかけに父と叔父、それに就職して間もない兄までもが立て続けにうつ病になった。 この時が一番大変だったのかもしれない。 その後何ヶ月か経ち、皆状態は徐々に良くなっていった。 父は新たな仕事に就き、兄も目標に向かって努力していた。 一方で叔父は、試験に合格し“個人タクシー”という位置にまできていた。 あれは仕事に復帰して間もないときだった。 それまで独身だった叔父に、彼女ができた。 それ以来、叔父は何か変わったように思えた、今までとは全くの別人 病気が完全には治っていなかったのかもしれない。 ただ叔父は本気だったらしく、同居をするときりだした。 その後すぐ、叔父は彼女と同居した。 それ以来、叔父と会う機会が少なくなってしまった。 寂しい気もした。だが、昨年12月上旬には書類をパソコンで作成するためにうちに帰ってきた。 この時元気そうに見えたが、本当は具合が悪かったのかもしれない。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加