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「確か、門の前で待っていたらいいんだっけ?」
『はい、確かにそう聞いています。』
「だよな。」
20分経過
「なぁ、早く来すぎたかな?」
『いえ、そんな事はないと思いますよ。』
「だよな。」
さらに5分経過
「なぁ、俺何か悪いことでもしたかな?」
『いえ、マスターは悪いことはしていません。』
「だよな。」
そこに、一つの馬車がタクスの目の前まで来た。
「タクス・フェリア君ですね。
それにしても、来るのが早いですね。」
馬の手綱を持っている女性がそんな事を言った。
「はぁ、部隊長30分早く言ったな。」
そうタクスは部隊長に、「七時に門の前に来てくれって」と任務から帰って来た時に言われていた。
「じゃあ、早く行こう。」
と、タクスは馬車に乗った。
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