【第一部 かつての世界と、文明の明日に心血を注いだ天才の話】

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打開策は日を待たずして見つかった。 支持系統にワンクッション入れればよかったのだ。 これまでの支持系統は「僕→クー→凡人たち」となっていた。 問題、歯車の歪みはクーと秀才たちの間にある。 それならば、その間にクーとも凡人ともうまくやれる人物を仲介役として挟めばよいのだ。 別にクーをはずしても良かったのだが、口下手な僕の意思を正確に汲んでくれるのはクーだけだったので、あくまで僕のスポークスマンという形で僕は彼女をチームに残留させることにした。
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