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照明がつく
下手手前側より幼少時代の二人が出てくる
空夜（子供） 瑞希、どこまで行くの？
瑞希（子供） もう着いたよ
空夜（子供） ここどこ？
瑞希（子供） 僕のお気に入りの場所！
空夜（子供） お気に入り？
瑞希、空を見上げる
それにつられて空夜も上を向く
空夜（子供） 綺麗だね、空
瑞希（子供） うん。僕、空見るの好きだよ
空夜（子供） 僕も好きだな
瑞希（子供） 知ってる？人は死んじゃったら、空の向こうに行くんだって
空夜（子供） 空の向こう？
瑞希（子供） …ねぇ、あっちで遊ぼうか
空夜（子供） うん！
二人下手奥側へはける
その後すぐに、現在の二人が入ってくる
空夜 ねえ瑞希、どこまで行くの？
瑞希 もう着いたよ。ここ覚えてない？
空夜 ここ、小さい頃よく遊んだ…
瑞希 うん。よかった、覚えててくれたんだ
空夜 ずっと来てなかった…全然変わってない
瑞希 僕、ここから見る空大好きだった
空夜 うん、僕も。嫌なこと全部吹き飛ぶくらい
瑞希 今は？
空夜 今？
瑞希 悩みごととか、無いの？空夜 無いわけ、ないでしょ
瑞希 そうだね
空夜 そうだよ
瑞希 悩むのは、いいこと
空夜 え？
瑞希 前に、学校の先生に言われたんだ。将来のことを悩むのは、いいことだって。
それだけ真剣ってことだから。それに、悩むのは生きる人の特権だって教えて
くれた
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