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今日こそアイツを倒す。アイツが暗殺なんて汚い手段を使うとはいまだに信じられないが一国の王として私情で行動はできない。……それにもし本当にアイツが犯人なら殺すのは幼なじみの私しかいない。
決意を新たに軍を率いてレーム平原を進軍していると前方に人影を発見しました。
…見たことのない服装の女性?ですね。戦場区域は立ち入り禁止にしてますからおそらくアイツの軍の偵察でしょう。……できれば女性を殺したくないですが私は父上の仇をとる為なら心を鬼にします。
「…魔法部隊構え」
まずは戦場の流れを掴むため先制攻撃を仕掛ける!
「…撃て!!」
多数の初級・中級魔法が飛び出すが彼女は全ての魔法を防御もせずに避けきった!?
「っ!?バカな!?」
私は慌てて指示を出す!
「撃て!撃ちまくれ!」
さらに苛烈に魔法を放つがまったく当たらないだと!?彼女は本当に人間なのか!?
…しかし、まったく反撃してこないが何故だ?
不審に思い戦場をよく観察してみるとアイツの軍からも彼女を狙っている?…アイツの味方じゃないのか?
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