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「何があったんですか?」
「…」
俺が考えるに
守は普通の死とは
遠い世界にいたのかもしれない。
だから今みたことを
話していいのか…
「なんでだまってるんだよ?一体何をみたんですか?」
守をチラッとみると
その目は迷いのない目を
している。
何があっても前に進もうという目を。
「俺と似てるな」
「え?」
「いやなんでもないってばよ。じゃぁ話すが、多分お前の住んでいた世界とはまったく考えられない事だぞ。それでもいいか?」
「はい!!」
「…分かった。」
俺と守は近くに生えている木に
腰を下ろした。
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