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「俺があそこでみたのは兵士が沢山の人間を殺してるとこだった。
逃げ回るやつも 叫んでるやつも
容赦なく切り付けたり
銃で撃ったりしていた。
地面に転がっていたやつらは
兵士と逃げまどう奴らによって
頭と体が離れている死体も
あったってばよ」
「ぅ…」
「大丈夫か!!??」
「大丈夫です。続けてください」
「…俺がみたのはこんなもんだが、ここはどこかおかしいってばよ」
「俺も思います。もちろん人を殺すことも俺にはありえないことですけど、それ以上になんで普通の人を殺そうとするのかわかりません」
「確かにな。戦なら男で戦うもの。でもあそこには男だけでなく女、子供もいたし、男たちは武装なんてしていなかった」
まるで襲撃されることを
考えていなかったように。
「とりあえずそいつらに気づかれないよう、今日の寝床でもさがすってばよ」
「はい」
「あ!?そうだ。俺には別に敬語じゃなくていいからな。そこまで歳も離れてないんだしよ」
「…あぁ。改めてよろしくな。ナルト」
「おぅ!!じゃ、行くってばよ」
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