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『僕たちの一族は頭に生れつき石がうみこまれています。その石にはどんな物も弾き返す力と、力を増大させる力、そして封印を護る力を宿しています』
キノの一族の話しを
し終わった後頭に巻いた紐を
解いた。
そこには青く光る石が
頭にうみこまれていた。
ナ「その一族がなんで狙われてるんだってばよ!?」
キノは開いていた目をふせ
悲しい顔をしだした。
『それは…あいつらがこの地に眠る箱を手に入れようとしているからです。』
ナ「箱…?」
円「箱ってどんな箱なんだ?」
『箱にはこの世に存在する他の世界を全て滅ぼす力を持っています。その箱の封印を破るためには僕たち一族が邪魔なんです。だから一族滅亡を…』
円「他の世界ってどういうことだよ」
『他の世界と言うのはパラレルワールドに存在する世界と言うことです』
ナ「つまり俺と守の世界と言うわけか」
円「なんだよそれ!?じゃぁ俺達の世界がなくなるってことなのか?」
『箱が開いてしまったら…多分』
そんな馬鹿な話し…
そう俺達は思っていたが
ここまでやられていると
嘘だとは思えない。
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