育てられない上司たち

間違った新人教育をしていませんか？

社長や上司であるということは、教育する側が教育を受ける機会はほとんど無いことでしょう。それ故に、自分の教育や指導の誤りに気付くことなく、宝物たる多くの新人を挫折させ、退職に追いやり、そしてそれを｢ダメなヤツだった｣と終わらせてしまうのです。
それは教育者たる上司が、自らを省みない限り永遠に繰り返されます。
教育者を教育出来るのは、やはりその教育自身の気持ちなのです。

確かに、出世には仕事の技量や結果は必要でしょう。
ですが世の中、良い業績で出世した上司が、必ずしも良い教育が出来るとは限りません。
売り上げ成績だけで出世する営業界、年功序列だけで出世する公務員。
新人にとっては、ほとんどが理不尽に教育不適格な上司を突きつけられ、その当たり確率によって育つ者、潰される者の命運が左右されています。
この書はそんな理不尽を少しでも減らし、１人でも多くの新人をエキスパートに育てて頂きたいという願いを込めました。