育てられない上司たち

新人の気持ちを理解して教育しているか!?

新人へのひとつの指導に費やす時間は長くても５分でしょう。いつまでもくどくどと10分、15分、それ以上続けるということは新人にとっては[拷問]も同じです。(実際、筆者が遭遇した先の上司は、筆者の電話応対での一言が気に入らず、22分間もくどくどを続けた。しかも何度もループし、とにかく凄まじかった)
新人は
｢はい…はい…はい…はい…はい…はい…はい…はい…はい…はい…はい…｣
メモを取り切ることすらさせてもらえず、返事だけで疲れてしまいます。始めこそ自分のためと思って
｢はい、判りました！｣
と返事をしていた新人も、ことあるごとにくどくどをされてはその間仕事も中断され、やる気も自信も消え失せ、しまいには会社すら去っていきます。
特に心当たりの方は、一度録音して時間も計ってみましょう。あなたがどれくらいしゃべっていたか、指導･注意が３回以上ループしていないかなどを。
やる気のある新人には、たった一言二言でも充分意味は伝わっているものです。ですが、理解がそのまま行動に反映されるかは、必ずしもそうではありません。ましてや慣れない職場、初めての仕事。
ちゃんと教えたのに、まだ憶えられないのか!?
とはまだ思わず、ここは我慢して猶予を与えられる度量を持ちましょう。