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あたしは、体育館の
入り口の反対側に来ていた。
ベンチのあるところだ。
女の子が祐也くんに
お弁当を渡している
光景を見て苦しくなった。
その場に居たくなかった。
あたし、必要なかったんだね……。
ベンチに座って
静かに泣いた。
由「あたしのより、あの子のお弁当のが美味しいよね、きっと……」
「そうかなー?」
ばっと横をみたら
祐也くんか゛
あたしのお弁当を
食べていた。
祐「やっぱ由夜ちゃん料理うまいんだねっ!うますぎるっ」
由「なんで………」
祐「由夜ちゃん走ってどっか行っちゃうから追いかけて来たら泣いてて」
由「なんで……来てくれたんですか?」
祐「だって、このお弁当俺に作ってきてくれたんでしょ?」
由「そうですけど、祐也くんあの女の子にもらってたじゃないですか」
祐「ふっ…可愛いね?」
え、あの/////
由「何がですか?」
祐「由夜ちゃん、やきもち焼いてくれたんでしょ?」
由「え//////」
祐「ふっ……大丈夫だよ?俺は由夜ちゃんだけだから」
こんな嬉しい
お言葉を/////
由「祐也くん?」
祐「俺、いつの間にか由夜ちゃんのこと好きになってたみたいっ」
由「そんな/////あたしは初めて見たときから好きでした/////」
祐「照れてる~きゃっわいー」
ぎゅーって//////
もう1回言うけど
ぎゅーって//////
祐「これからは、俺の‘由夜’だからね?」
由「はい//////」
end
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