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『…‥』
『…‥』
長い沈黙の後
先に声を発したのは…
『…っこのバカ息子がーっっ!!』
…生人のお父さんだった。
“バシィィンッッ!!”
…神が叩いたのとは反対側の頬に、
鋭い音と共に、キツい一撃が命中した。
「「「「…‥」」」」
…イタそー…;
自分でないのは分かっていても、思わず己の頬に手を当てていた。
その衝撃のためか、
無表情で頬を押さえたまま、生人は動かない。
そして…
ぐっ
と腕に力を込めて、彼は生人を抱き締めていた。
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