プロローグ

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風を感じて さっきまでは冷たく感じていたその手が 皮膚がひきつって開きにくい。 景色が色をなくしたように見えるのは 自分の心に色をなくしてしまったからなのか。 涙はかなり前に枯れていたはずだった。 それでも心はやっぱり震えている。
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