僕の愛した彼女

ー １ ー

気づかなくて当たり前か。

でも学年が違ってもこんなに綺麗な女なら
みんなの噂になってもおかしくないだろう。

写真部に入るくらいカメラの好きな僕は
被写体に対しては厳しい。

その僕が手放しで褒めるくらいに彼女は綺麗だった。