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「それよりも……だいぶＦクラスに流れてきたな……」
「そうじゃな～」
「知り合いはお前だけか……何とも、寂しいねぇ」
「Ａクラスに行けば姉上が居るが？」
「……優子は……論外だ……」
あんな怖い女は、お断りだ……。
「まぁそれよりも……何であの坂本雄二がＦクラスに居るんだ？」
「そんな事ワシに聞かれても分からん」
「……まぁ、良いがな……」
過去に神童と呼ばれていた男。
あいつならＡクラスに行けたのでは？
「それよりも……何故あいつが教壇に上がってるんだ？」
「先生が遅れてくるらしいので、代わりにと坂本がの」
「ふむ……それより、何故お前はナチュラルに私の隣の席に……」
「良いではないか、別に」
「……やれやれ……」
その時、教室のドアがいきなり開かれた。
「すいません、ちょっと遅れちゃいました♪」
「早く座れ!!このウジ虫野郎!!」
……な、何と言う……いきなりの攻撃……。
「誰だあいつは……」
「吉井明久じゃ」
「……あの、頭がアレな奴か……」
そして、あの西村先生が目をつけてる奴か……。
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