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なんとか姉さんを押しとどめて僕が用意した朝ご飯を二人で食べた。
まったく…姉さんも少しは料理を覚えてくれたらいいんだけど、覚えてくれるまでに僕に被害が及ぶのが問題なんだよなぁ。
朝食後、姉さんは仕事があるのか部屋に行ってしまったので僕はリビングでうとうとしていた。
ピンポーン
チャイムの音が鳴って時計を見ると、結構時間が経っていた。
「はいはいっと」
玄関の向こうに聞こえないのは承知でその場で軽く伸びをしながら返事をして、玄関に向かう。
ガチャ
「はい?」
玄関を開けると…天使が、いた。
いや、正確には
「明久君、こんにちは」
天使の様に綺麗なクラスメート、僕らのオアシス
「あ、姫路さん。こ、こんにちは」
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