第8話 狙われた凪

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 目的の場所にようやく到着し、辺りを見たが凪の姿はもう既になかった。 (遅かったか) 土方は毛利を睨み付け、胸ぐらを掴んだ。 (元を正せばコイツが軽率な行動をしたから……っ!!) 土方は怒りに任せて毛利を殴ろうと拳をあげた。 その瞬間女性の悲鳴が上がり、思わず動きを止めた。 見ると40半ばの女が震えながら止めに入ろうとしていた。 (毛利のご母堂か) 母親の目の前で息子を殴るわけにはいかない。 今はそれより重要な事がある。
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