告白

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―桐谷視点― 俺が初めて黒神を見たのは、一週間くらい前。 まぁその前にもすれ違ったり、会ってたかもしんないけど… 初めて黒神捺姫の存在を知ったのは、その時だった。 因みに見たのは掃除の時間。 俺の掃除場所は、二階の使われてない教室。 他にも数人担当してた奴がいたけど、そん時は俺以外に誰も教室にいなかった。 「はぁ~…ダルイ……」 俺は不良って訳じゃねぇけど、真面目クンでもないから少しだけ掃除をして、開け放たれた窓から両腕を出し、いかにもダルイって感じでしゃがんだ。 「早く掃除時間終わんねぇかな~」 《調子乗ってんじゃないわよ!!》 【ビクッ】 「なっ、なんだ…?」 声は下の方から聞こえたから、窓から下を覗いた。 見てみると、一人の女の子が四人の女の子に絡まれていた。
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