第1章

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駅の近くの本屋は 3階建でとても広く 本も充実している。 さて...漫画コーナーは 3階だったかな? 階段を上がって2階につくと 見覚えのある少女がいた あ...櫻井さんじゃないか... 参考書見てるのか... まぁ、俺には関係ないよな... そう思って上に行こうとしたが 目の端っこで 少女が高いところに置いてある本が取れなくて苦戦しているのが見えた。 3階に行こうか少し迷ったが やはり放っておくのもなんだし 本を取るくらいなら... 俺は少女が取ろうとしていた本を手に取る 「あ...」 「はい。」 あまり愛想がいいとは言えない渡し方をすると少女はすこしたってから 「あ、ありがとうございます」 少し頬を赤らめ はにかみながらお礼を言って そのまま小走りでどこかに行ってしまった。
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