序章・疾風の少年

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「リンカーコアを大人しく出せば殺しはしないぜ。」 少女は少年に警告する。しかし… 「生憎、君たちの求める物はここには無いよ。それに、大人しく掴まる気も全く無いしね。」 少年は余裕の笑みで拒絶する。 「人の親切がわかんないようだな。それに…」 「待て、ヴィータ。従う気も無いなら、力ずくでいくまでだ…。」 少女の説得を中断させ、実力行使に移ろうとする女性。そして、ボソッと (そのトランクの中身も気になるしな…。) と呟いた…。 「やれやれ…。」 少年は緑色のメモリを持ち、先程出したアイテム『ロストドライバー』を身につけた。 「「!」」 少年の行動に身構える追跡者。 「いくよ!」 『サイクロン』!!
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