1章

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ホント何なのあの先生!! 「沙希ちゃん、教室行くの?」 「ぅ、うん」 永村…じゃなかった…!夕志くんに呼ばれなれないせいか、胸がドキッとした。 「じゃあ、俺も!」 にっこりと笑う夕志くん。 こんな顔するからモテるんだなぁ。 「あ!夕志だぁ!もぉどこ行ってたのよぉ」 甘ったるい声を出す女子達。 きっと取り巻き(?)達なんだろうなぁ。 「うっせぇな。 いちいちどこ行ってたのかなんて言うかよ。ん?なに、その顔。そんなにいじめてほしいわけ?」 夕志くんが不敵なに笑みを浮かべる。 「も、もぉ。夕志ったらぁ~」 女子の1人が夕志くんに触ろうとすると 「触んな! 行くよ!沙希ちゃん」 「え!?え!?」 ヒィ!! 女子達の目が!! 怖いよ!! 「キャッ!」 え?今のは私じゃないよ。 あ、夕志くんがぶつかったみたい。 「ごめんね?大丈夫??」 「はい。私が前を見てなかったのが悪いんです」 「そんなことないよ。自分を責めちゃダメだから。じゃ」 私の手を再び引く夕志くん。 裏表激しすぎない?? 何この差…… .
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