1章

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ってことで、お兄ちゃんに電話しなきゃ。 『もしもし…』 「お兄ちゃん?沙希だけど。今藍と如月通りにいるの。もう少し遊んでていい?」 『………』 「お兄ちゃん?」 『……ダメに決まってるだろ!夜道に女の子が2人なんて……!!』 「やっぱり?」 『迎えに行くからそこにいろよ!藍ちゃんもだよ!!』 「はぁい!」 -ブチ 電話を切り、藍のほうをみる。 「ダメだって……しかも今からここにくる」 「やっぱりね!お兄さんがいいって言うわけないよ」 「……お兄ちゃんが藍も送るから2人でいなさいって!」 「やったね! 待ってよう!! っと、庵にメールしなきゃ」 藍が携帯を取り出しメールを打つ。 お兄ちゃん早く来ないかな? .
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