2章

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*************** 「坊ちゃま!!どこへ行かれていたのですか!?」 坊ちゃまと呼ばれた男に たくさんの人達が駆け寄る。 「大事ない。少し貧血で寝てしまっていただけだ」 「それは…今すぐ用意致します! おい!用意を致せ」 「は、はい!」 メイドの1人だろう… 返事をして、どこかへ消えた。 「今日、アイツの香りを微かに漂わせていたヤツに逢った」 「本当ですか? 手がかりがやっと見つかりましたね」 「あぁ。やっとだ」 男の顔は喜びに溢れていた。 「我らから報告が一つあるのですが…」 「取りあえず、風呂に入らせてくれ。話はその後だ」 「はっ!!」 .
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