2章

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今日は土曜日。 何しようかな? ベットでゴロゴロして、ぬいぐるみを抱いていると、 ー♪ この着メロは電話?? 誰だろ? ディスプレイをみると『お兄ちゃん』と表示されていた。 「もしもしー」 『沙希か?今日、夏葉(ナツハ)の家泊まるから……』 夏葉とは、私とお兄ちゃんのイトコで、私のもう1人のお兄ちゃん的存在。 お兄ちゃんとは真逆で冷静なとこもあり、温かいとこがある。 お兄ちゃんと同じ大学なんだ! 「夏兄の家に泊まるの? 分かった!!」 『沙希を……俺のかわいい大事な妹を1人にするなんて出来ない!! だから藍ちゃんに頼んどいたよ。 あぁでも、心配だから……ングッ!!!』 「え??お兄ちゃん??」 『あ!沙希??元気か??』 「夏兄ぃ!!元気だよ?」 『そうか、何よりだ。今日は祥吾借りるな?  んじゃ時間だから』 「うん! じゃあね!」 夏兄の後ろからお兄ちゃんの声がした。 夏兄は相変わらずサバサバしてるなぁ…… .
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