喪の黒~モのクロ~

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二階から降りてきたコンパニオン。黒地に牡丹の花柄のドレス。 「おはよ」 「おはよう。もう喪は明けたから、黒い服は着なくて良いのよ?」 気遣わし気に話し掛ける女将。 「今は好きで着てるから」 今も変わらぬ愛情。癒せぬ深い悲しみ。
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