【第2章】 【ミライというコ】

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…その日の夜。 昼間の嫌味のような暑さからほんの少しだけ解放される。 早くも鈴虫が鳴いている。 僕の部屋にいるミライはテレビに夢中の様子。 ミライ 「ワー!『動物』ッテ  カワイイデスネ♪」 僕がお昼のウキウキなウォッチング司会者ならば全力で「そうですね!」とお客さんを煽るとこなんでしょうけど! 『それはライオンだよ。  百獣の王!スッゴい強い。』 ミライ 「ヒャクジュウノオウ?」 首をかしげるミライ。 『動物の中でも  とっても  強い動物なんだよ。』 僕の言葉を理解したミライはまたまた満面のサンシャインスマイルで…。 ミライ 「オーナルホドデスネ!」 これにはさすがに敵わなくなっている自分がいます。
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