【第3章】 【遊びにいこう!】

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ミライ 「マスター!」 よく見ればそこはペットショップ。 そういえばミライ、この前ライオン特集のテレビに釘付けだったよな。 やっぱり人間以外の動物には興味があるの…かな? ミライはショーケースの中に入っている子犬をジッと見つめている。 『これはポメラニアンっていう  犬だよ。』 ミライ 「ポメ…ラニアン…?」 『ちっちゃくって  ふわふわしているだろ?  余り大きく  ならない犬なんだよ。』 ミライ 「フツーノハ  オオキクなるンデスカ?」 ピンポイントクエスチョン! すかさず僕は柴犬の子犬を指指して…。 『これは…大きくなる  …かな。』 ミライ 「フーン…。」 わかっているのかいないのか。 それは僕自身もだけど。 ミライは子猫のショーケースを指指してこう言った。 ミライ 「コノ犬ハ  オオキクなるデスカ?」 彼女の中には動物間の境界線は恐らく存在しないのであろう。 僕は犬と猫の違いを説明し、ほどなくしてペットショップを後にした。
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