【第1章】 【アンドロイド・ハズ・カム】

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『……わかりました。』 ハカセ 「あとこの子は  起動したと同時に  初期化設定してあるの。  人の言葉は  理解するけれど、  世間一般の常識は  無知に近い  赤ちゃんみたいなものなの。  だから君が  指示をして  色々教えて  あげてちょうだい。  色々なことを  教えてあげれば  あげただけ  彼女には  人格が芽生えて  色々な面を  見せてくれるハズよ。」 『は、はぁ。』 ハカセ 「まぁわからないことが  あったらまた  連絡ちょうだい。  出来る限りの対応は  させて貰うわ。」 『は、はぁ…。』 言いたいことだけ言ってハカセはマイロイドを起動させてさっさと部屋を出て行ってしまった。 僕はミライと名付けたアンドロイドを見ながら小さい溜め息をひとつついた。 『この子…どうすんの。』
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