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「バルドフェルト隊長!状況は!」
ようやく司令室に駆けつけたイザーク、ディアッカ、ラクスの三人。バルドフェルトはこれまでの状況を伝えた。すると、ダコスタから再び通信が入った。
「敵部隊!撤退する模様です!全員エターナルに…あっ!ああっ!」
通信の向こうでダコスタが絶句する。すぐさまバルドフェルトが呼びかけた。
「どうした!ダコスタ!」
「バカな!そんな…隊長!襲撃したのは…デスティニーとレジェンドです!」
その通信を聞き、その場に居合わせた全員が驚きの声を上げた。まさか…何故あの機体が…。
「ダコスタ!間違いないのか!」
バルドフェルトの問いかけに対し、ダコスタはしっかりした口調で答えた。
「カラーリングこそ違いますが、間違いありません!あれはデスティニーとレジェンドです!赤いモビルスーツです!」
「隊長!我々も出ます!このまま逃がす訳には行きません!」
イザークはそう言うや否や、ディアッカとともにデッキに向かって走り出した。
「分かった!頼むぞ!」
「おい!手の空いている者!イザークとディアッカが出る!ゲルググとグフの発進準備頼む!」
さらにバルドフェルトは宙域にいる警邏隊に連絡をとった。
「ヒルダ!状況は把握しているな!もうじきゲートが破られる!迎撃を頼む!」
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