第二話 強奪事件Ⅰ

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「ラクス様の船を盗もうなんざ、いい度胸をしてる連中だね…了解!野郎共、久々に暴れるよ!」 ヒルダはマーズ、ヘルベルトとドムトルーパーMk-Ⅱを駆り、グフウォリアーの部隊と共に現場に急行した。 港の入口から一筋の閃光が走り、間髪入れず爆発が起きた。爆煙の中から現れたのは、真っ赤なカラーリングの施されたデスティニーとレジェンドだ。その後方からエターナルも出てきた。 「全軍、砲火をエターナルのエンジンに集中!赤いモビルスーツは私たちに任せろ!」 そうヒルダは指示を出し、三機のドムでデスティニーとレジェンドに向かって行った。 「久々にアレをやるよ!いいね!」 「もうやんのかよ?」 「ま、でないと逃げられちゃうしね」 「行くよ!」 「ジェットストリームアタック!」 ヒルダの合図と共にに三機のドムが一直線に並び、デスティニーとレジェンドに向かって行った。 「来たわね。黒い三馬鹿さん。もうそんなの時代遅れってこと、見せてあげるわ。大佐、私の後ろに付いて下さい」 ヒューガはそう言い、キーンの乗るレジェンドの前に立った。
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