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 一時間ほどで車は止まり、涙を流していた千顆を抱きかかえて家へ入る。 自分の家ではない、マンションの一角だがここは私の家ではない。 「ここは何処、ねえ、貴方は誰なの」と思うが怖くて聞けない。 40分後、机に料理が並んだ。自分の家では考えられない、ハンバーグとご飯だ。 千顆は自分に今起きて居る事柄がどういうことなのか良くわからないが それを頂く事にした。男は誰かと電話で喋っていた。
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