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「さて、Aliceに会いに行くかな…」
* * *
もうこんな時間…
でも後少し、後少しで…
時計を見ると23時を回っていた。
「もう少しで私は変われる…大丈夫…」
母の形見を握りしめ座り込んだ。
皆さん、おかしいと思わないだろうか?
この子の屋敷はかなりのでかさだ。
なのに使用人一人もいない。さらに埃一つない。
女の子一人毎日掃除しているとも思えない。
他に誰が?
この屋敷に入れるのは彼女ただひとり。
しかし昨夜ウサギが紛れ込んだ。
いや、招待したとも言える。
誰が?
彼女?
アリス?
───"僕だよ"
.
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