いつもの始まり

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  「そうそう、縁は歳のことああいってるけど、俺たち全員気付いてるよ……だってよ、死んだ親父の歳と今の俺の歳と大差ないのに、ここまで外見に差が出るわけねぇだろ?」 相馬はやれやれと両手をあげながら呆れていた 「あと、俺たちはまだ死んでもないし、死にかけてもない。そういうことを考えるのはいいけどさ、俺たちは今、生きてるんだから、気にしてもしょうがないだろ?」 「そうよね……あんたに気を遣われるとはわたしもダメね」 「確かにそうかもな」 「……そこは否定するところじゃないのかしら?」 「冗談だよ、冗談」 二人は村を眺めながら、いつもと変わらない話を交わした 「あ、そうだわ」 「ん? どうした?」 「今、この話をしてるってことは、そのあとわたしや縁が看病しているときに寝たふりをしていたことになるわよね?」 「…………、ま、まさか、そ、そのあと眠くなって寝てましたよ」 「……わたし実はCカップなのよ」 「嘘だ! さっき縁とBカップだっ…て……」 「ほぅ……なんでその話を知ってるのかしら?」 「い、いや、あのですね……その胸ではBすら危ういんじゃないかと…」 「……ピキッ…」 「ちょっ待っ! なんで右手をこっちに向けてるんですか!なんで魔力を溜めてるんですか! なんで不敵な笑みを……「死になさい」…ブォ~ン……」 ……相馬は3日ほど寝込んだらしい
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