―弐―

2/17
前へ
/438ページ
次へ
これって‥‥‥ どーゆーこと? 神様仏様。 確かウチは 雷に打たれた思う。 いや、思いたい!! じゃ、じゃぁ即死やんな? んでここは天国? でも‥‥ もしこれが現実やったらどない理解したらええん? ウチの前に映るものは ホンマに現実なん? 頭はリアルちょんまげ 服は小汚い着物 顔はほのかに赤い顔 酒の匂いがプンプンして鼻につく。 そしてキラリとひかる ‥‥‥‥‥‥‥‥刀。 その刀をウチに向けている。 ま、まじで? まじで?まじで?まじで?まじでぇ―――――――!? フラフラとおぼつかない足のおっちゃんは ニヤニヤしながらウチとの距離を縮めどんどん近づいてくる。 ジャリ ジャリ ジャリ 男「おーおめぇ異人かぁ?ワシの前に現われるとはぁ命知らずなガキやぁのぉ。」 酔っぱらい独特のゆーっくりとした喋り方でウチに近づいてくるおっちゃん。 背中にはタラリと冷や汗が流れ顔が青ざめていくのがわかる。 い「えっ?おっちゃん有名人?なんなんこの刀本物なん?なんでそんな格好してん?いじん?いじんって何?ていじん?」
/438ページ

最初のコメントを投稿しよう!

503人が本棚に入れています
本棚に追加