―弐―

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なんだ?と二人同時に声がした方角をみる。 表通りより少しそれた道に声を出した張本人らしき人物がいた。 「助けてぇーーーー!!!」 叫び声の人物をみて 二人は立ち止まった。 子供にしては少し大人っぽくも見える人物は、赤っぽい髪を1つに結い、化粧しているからきっと女であろう、だが異国の物ともいえそうな白い服装をしてそれは男の物っぽい。性別がわからない。背は小さくその体に不釣り合いな包みらしきものを持つ。 どう考えてみても、怪しいのは、この正体不明な人物。 だがその人物の後ろから 赤ら顔の男が刀を振りかざし怪しい人物を襲い掛かる。 ここ京の治安を守る者としては、後ろの男を標的にするべきと2人は思いうなずき合う。 永「‥‥‥‥‥‥おーい」
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