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い「ウチ大阪におったはずなんですけど、気が付いたらここにおったんです。一体ここはどこですか?」
困った顔をしながら頭をかたむける。
つられて夫婦も頭をかたむける。
「気が付いたらって人さらいにあったんやろか‥‥?大阪やとまだ近いやない!
ここは京や。これも何かの縁や。しばらくここにおってもええよ?ワシは信彦ゆうんや。」
な、なんと!仏様はここにおられました!!!
身元もワカランウチをかくまってくれるなんて!!
い「うわぁーーっん!!ありがとうございますーっ!!このご恩は一生忘れませんっ!!」
涙を存分に垂れ流し満面の笑顔を向け、信彦の手を両手でガッツリ握りブンブン上下にふった。
「アハハハ、おかしぃー!表情出たら女子みたいね!あなた!
ウチはフミゆぅんよ。よろしくね?」
もう1人フミとゆう女が大きな声で笑っていた。
い「えぇー?そぅですかぁー!?
‥‥‥ってちゃうちゃう!!ウチ女やねんけどーーーっ!?」
思わず1人ツッコミしたら夫婦は、えっ?っとビックリしていた。
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