プロローグ

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駅長室につくと、そこで、杏は寝かせられ名刺をわたし、連絡先とを駅員に伝えた。 また、彼も、学校に連絡して欲しいということで伝えた。 彼はY高の高校生のようだ。杏も同じ高校を出ている。 「本当に、有難うございました。」 杏は、頭を下げた。 「いえ、すみません、あわてて連れてきてしまって。」 彼は礼儀良く、挨拶をした。 「今度御礼をさせて下さい。もし良かったら、連絡先を・・・・。」 あれ?と杏は思った。 彼の顔はちょっとベイビーフェイスで高校生には少しおさな顔。、背格好はそれ程高くは無いが、低くも無く、中肉中背といったところ。ただ身のこなしが綺麗で、背筋もピンと伸びていた。彼にどこか惹かれるものがあったのか。 そういえば、今まで男性に自分から連絡先を聞くなんて無・・・・。 何かの間違い、こんな事聞くなんて、と正直自分でも戸惑っていた。 しかし彼は不快に思ってるかも・・・と少し心配した。
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