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毎日を、 惰性で過ごしていた。 目標も 目的もなかった。 信じられるモノが 何もないのに ひとつのコトに 熱中する気になんか なれなかった。 学校には 毎日、行った。 …他に  するコトを  知らなかったから。 家には 毎日、帰った。 …寝るためだけに。 まるで 拷問のように 時間が ゆっくり流れていた。 何をするのも めんどくさかったし、 何をしても 満足できなかった。 ムカつくコトは すべて ヒトのせいだったし、 自分に [責任]が課せられるなんて 想像もできなかった。 楽しいコトは 何もなかったし、 ムカつくコトばかりが 記憶に 刻まれていた。 どいつもこいつも 妄想の中で 切り刻んでやった。
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