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「…まったくあの女といい、お前といい、下賎のくせ!私は才家の娘なの、私以外、王には必要ない!」 「も、申し訳ございません。すぐに出て行きます!」 そう言って一ノ宮妃に一礼すると朱蘭急いで王の室から出た。 あの女とこれ以上関わるとろくなことがない。 一ノ宮妃は朱蘭の出ていった扉を睨みつけた。 「ふんっ!女官のくせに王の寵愛を得るとは生意気に…必ず貶めてやるわ」
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