プロローグ

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目の前に、うっすら笑っているチームメイトの顔がある。 それから、フロアに倒れこんでいる自分の姿も。 その自分を踏みつけようと、チームメイトの足が迫ってくる。 「うわっ!!」 少年は自分の叫び声で目が覚めた。 汗をびっしょりかいていた。 「…何だよ」 同じ夢を何度見ただろうか。 未だにあの記憶を忘れられない自分に腹がたった。 少年はもう一度横になり、頭から毛布を被った。 だが結局、朝まで眠ることはできなかった。
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