日常

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かわいいなぁ。 隣に座る楓の横顔を見ながら、翔はふとそんなことを考えた。 (って、何考えてんだ俺…) 慌ててその気持ちを追い払う。 でも。 こんな華奢な子が、あんな歌うたうんだもんなぁ… 楓の横顔を見つめたまま、翔はさっきまでの楓のライブをぼんやりと思い出していた。 「高崎くん?どうしたの?」 翔の視線に気づいたのか、楓がこちらを向いて不思議そうに首をかしげる。 「えっ!?あぁ、いや、何でもない」 「ふふっ、変なの」 楓が小さく笑う。
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