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なんだ、これ! 右腕を覆っている白い板を取ろうとするが、ピッタリ張り付いてとれない。 「落ち着いてください!!」 「うぁぁぁぁ」 引っ張っても取れないとわかると、今度は地面に思い切り叩き付けた。 ゴン!ゴン! しかし、砕けるどころか、ひびすら入らない。 すると、男が俺の体を押さえ付けた。 俺は必死にもがいた。 「放せ!」 しかし、男は以外と力が強く、離れることは出来なかった。 「落ち着いて!これがあなたの聖具なのです!」 これが俺の聖具? わけがわからない。 「あなたが落ち着いたらこのことをきちんと説明します!落ち着いて!」 男が押さえ付けたまま、俺を説得してきた。
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